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塗師屋の女将えつこ

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カテゴリ:輪島塗と塗師屋のこと( 114 )

我が家の家宝

輪島市民文化祭 『あいの風』 の行事は 文化会館や漆芸美術館に加え いろは蔵では『上町の展覧会』をしてます。

いろは蔵で毎年ある『上町の展覧会』 
今年の私共の出品は 故竹園自耕さんの「龍田川」蒔絵丸大盆と
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初代庄右ェ門さんの作品 薄挽きで松の木目を生かした絵変りの墨絵銘々皿10枚を展示しました。

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家の道具蔵には春慶塗のように木目を生かした初代様の手の跡が少し残ってます。
輪島塗が本業なのに‥ 
どうして? 
不思議だなぁー?と思ってたのですが 初夏に土蔵を整理した時に見つけた一冊の本で謎が解けました。

その本が コレ↓
大正12年に発行された 加賀 能登 故工藝作家名鑑ですc0094218_20222878.jpg
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この中に 初代庄右ェ門さんが載ってました
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この本から推測すると 初代様は轆轤木地師だったんですねー

初代様が挽いた作品で 喰籠のような形の蓋ものが 20年前に東京から里帰りしました。

それは日にかざすと光を通す位 薄く挽かれてるのにもかかわらず 今だに狂いがないのです。

回転轆轤が無かった時代に作られた挽きもの、
しかも 20年位前までは乾燥の激しい関東に住んでた孫様の手元にあったというのに‥
100年経っても狂ってないってすごすぎます!!


どうして?

木地の乾燥が昔は充分過ぎるほど 充分だったからかしら??

わからな~い!



初代様の残された手の跡は 我が家の大切な家宝です。

       
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by fugeshietsuko | 2011-11-03 20:11 | 輪島塗と塗師屋のこと

ちょっと出かけてきました

5日ばかり出かけてきました。

私は 銀座和光並木館で22日まで催しされてた『ベビースプーンに愛を込めて』のアテンドが目的だったのですが シロウさんの出張に合わせて便乗し 関東方面を廻りました。

和光に行く前に 築地市場を初めて見学。
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さすが! 日本の台所といわれてるだけあって 大勢の人、人、人。
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うわぁーすごい! お祭みたいだぁーと思ってたら18日は年に一度の半値市だったんです。
新鮮な野菜、お魚、お肉が信じられない位に 安~い。
食べ歩きの出来る小さなお店も沢山あるんです。
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ワクワクすることばかりで とっても とっても 楽しい時間を過ごせました。
A様お忙しい時間をご案内頂き 本当に有難うございました!!!

いつか ここを目的に出かける時間を持ちたいなぁー。


東京での用事を済ませ 次の目的地に向かう為 箱根の山越えをしました。

こもれ陽から覗く新緑がきれいです。
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休憩で芦ノ湖湖畔に立ち寄ったり
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元箱根の杉並木を走り
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十国峠ではケーブルで昇りましたが その日の富士山はお休み状態で見ることが出来ませんでした。
で 案内写真で我慢です
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あちこちの用事が済んで 昨夜帰宅。

「疲れたら運転 変わるよ!」と言っても 「大丈夫」とのことで 私は助手席でウトウト眠ったり
ずっと 運転してたシロウさん 1500キロを走破しました。

出かける前、職人さんから心配してもらったけど まだ いけるね。 
 
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by fugeshietsuko | 2011-05-22 20:24 | 輪島塗と塗師屋のこと

ベビースプーン展示のご案内

しいの木記念館で発表された 輪島うるし探偵団のベビースプーンは 銀座 和光並木館3階で 明日から展示されます。
5月13日(金)~22日(日)10:30~18:00

和光さん発行のチャイム銀座5月号にも載ってます。
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ページを開くと ね!
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会期中は 輪島うるし探偵団のどなたかがアテンドし それぞれの熱い思いを込めてベビースプーンにつけた模様の物語を話して下さることでしょう。

会期中 銀座に出る機会がございましたら 是非 お立ち寄り下さい。

私は 18日の午後 アテンド予定です。
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by fugeshietsuko | 2011-05-12 20:30 | 輪島塗と塗師屋のこと

4月1日に 放映されます

この方 どなた?
よく TVで見かける方のような‥
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2月24、25日に 木地屋さん 蒔絵.沈金屋師 塗師屋を訪ね 輪島塗のことを取材された俳優の 田山涼成 さん。

わが家も取材されました。

4月1日に 放映されます。
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BSジャパン(7CH)金曜日 午後8:00~9:00 (再放送 毎週火曜日午前11:59~)
ぜひ ご覧ください!
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by fugeshietsuko | 2011-03-30 09:18 | 輪島塗と塗師屋のこと

ベビースプーンプロジェクトのご案内

能登半島地震から4年目の昨日 しいの木迎賓館(金沢)で 『ベビースプーンにを込めて』 の作品が展示されました。(3月25日~4月10日)

能登半島地震のあと オゾンビル(東京新宿)で復興プロジェクト『能登半島地震蔵出し市』をお世話下さったよこやまゆうこ様の提案で 昨秋 「輪島うるし探偵団」 と言うグループが立ち上がりました。


今回は復興プレジェクトに参加した輪島の漆作家や塗師屋20人で 小さなスプーンの中にそれぞれの思いやメッセージを凝縮した作品が沢山展示されてます。
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 壁に掛けて 日々楽しめるようにアクリルケースに入れる事も出来ます。
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 3月25日(金)~4月10日(日)までの展示ですのでご覧下さい。

尚 『和楽』5月号に 《ベビースプーンにを込めて》 の関連記事が提載されます。
又 5月13日(金)~22日(日)の期間は 銀座 和光 並木館3階(10:30~18:00)での 展示となります。
是非 ご覧ください。



震災から4年の歳月が流れた輪島。 
当時の絶望的な気持から 沢山の方の暖かい励ましに支えられ 希望を失わずに歩んできた私達です。

東北関東大震災の後 TVからは復興に向けて歩き始めた被災地の状況や 原発に付随する放射能汚染の暗いニュースばかりで心が痛む毎日ー。

でも どんなにどんなに過酷な暗い夜であっても必ず明るい朝がやってくることを信じたい。
厳しい寒さの東北も 暖かく微笑む春は近づいてます。

被災地の皆様 どうか 希望を失わずに歩んで下さることをお願いします!
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by fugeshietsuko | 2011-03-26 11:04 | 輪島塗と塗師屋のこと

今から 出発です

2月4日から東京ドームで開催される テーブルウェア・フェスティバル『暮らしを彩る器展』2011に向けて 今から 出発します。

今年の我がブース№132 は 【重ね】をテーマにしました。 

1日、1日と日を重ね 1年、1年と 年を重ねて私達は生活してます。
毎日の食事に 漆器を使い もっと潤いある食卓を重ねていただけたら!との願いを込めて
重ねの器を 多数準備し 用意しました。
収納するにも場所をとらず 何かと重宝し お役に立つと思います。

これまでの商品も もちろん 展示してます。

是非 お立ち寄りくださいませ。


家はシロウさんと私は留守ですが 職人さんはいつも通り 仕事してます。

御用の方は インターホンを押していただければ対応しますので 宜しくお願いします。

ブログも 帰宅するまでお休みします。  
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by fugeshietsuko | 2011-02-02 10:11 | 輪島塗と塗師屋のこと

テーブルウェア・フェスティバルに向けての準備

2月5日(土)~13日(日)の期間 テーブルウェア・フェスティバルが 東京ドームで 開催されます。

今週に入ってからは出店の準備に 慌ただしい日々を過ごしてます。

休日に立ち寄った孫達も 忙しそうにしてる私達を見てお手伝い。
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そして こんな靴下のプレゼントを貰い笑っちゃいました。
シロウさんとのかみ合わない会話を聞いてたのでしょうね!
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ひとやま越えて ホッと一息。
明日は 次の準備に取り掛からなくっちゃ!

今夜は とても 静か‥。
明日は 雪がどっさり降り積もってる予感が‥。
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by fugeshietsuko | 2011-01-15 21:12 | 輪島塗と塗師屋のこと

2011年仕事始め

今日から 工場の方も仕事が始まりました。
職人さんが揃ったところで  
「今年1年も お客様に喜んで頂ける品質高い物作りを続けられますようにー」と工場の神様に皆で手を合わせ 午前中の職人さん達は 縁起よい鳴り物仕事。
私は例年通り 台所で お昼からはじまる しぞめの宴の準備です。
今年もメインは セリの根入りの雉鍋。
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神様にお供えした後のお神酒を酌み交わし 一年の計を語らいました。
今年はTさんの久しぶりのまだらもあり ワイワイ アハッハ、笑い声が絶えない楽しい宴となりました。
元気に頑張りましょう!!!

今年も真っ直ぐに真面目なもの作りをして参ります。
宜しく お願いいたします。
 
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by fugeshietsuko | 2011-01-06 20:02 | 輪島塗と塗師屋のこと

仕事納め

我が家の仕事場は通常 土、日は休みなのですが 明日 明後日を入れ替えし 今年は今日で
仕事納め。

午前中は仕事しますが 午後からは工場の大掃除です。
その後 綺麗になった下地場で 恒例の仕事納め会。

今回もおでんにしました。
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前日から食材を 大鍋一杯に仕込み 味は充分しみ込んでます。

今日も 時折 雷や霰降る寒い日。
おでん鍋で 職人さん達 体の芯まで暖まったかしら?

今年一年 皆で力を併せ 滞りなく仕事納めを迎えることが出来たことに 感謝!!!

若いサヤちゃんが加わったことで 元気な仕事納めとなりました。
 
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by fugeshietsuko | 2010-12-26 21:01 | 輪島塗と塗師屋のこと

今回のやきものワールドで感じたこと

焼物ワールドで 私どものブースを訪ねて下さったお客様方との会話から 漆器は持っていらっしゃるのに しまい込んだまま 使われてないことを ヒシヒシと感じました。

赤木明人さんは 輪島塗を ぬりもの(日常に使う輪島塗)と 漆器(晴れの日に使う加飾付きのお椀やお盆などのテーブルウェアー 豪華な加飾が施してあるテーブル 棚などの家具類の輪島塗)に区別してらっしゃいます。

私も その通りだと思います。

加飾を施してあるものは 日常は 心理的に使いづらいと思いますが 塗りっぱなしのものは毎日の食卓で 食事のパートナーとして 使って欲しいのです。 

日々の食卓に 漆の器が加わると 食卓が華やかになり 同じ食材でも 美味しくご馳走に見えるのは漆器のマジック。

輪島塗は すべてが人の手から長い時間をかけて生み出された器。

最初に 求める時は 高価でなかなか手が出ないことも事実だし 高価だから 仕舞いこんで使わないこともわかります。

でも 輪島塗は使わないのが一番もったいな~い!

酷使しても耐えられるように作られた器が 輪島塗なのですから。
たとえ粗相をして割れても破片を取っておくと 修理して元のきれいな姿に戻せる器なのですから。
長~い歳月で見ると こんなに安価でエコな器はないと思うのですが‥


このままでは 日本の国から 漆器が消えていきそうな不安を感じました。
japan(うるし)と呼ばれる言葉が 何十年か先には 無くなってしまいそうな気さえします。

今なら まだ ぎりぎり  間に合うと思います。
私達 塗師屋がすべきことは 販売も大切ですが 買って頂いたものを 日常 気楽に使って頂くことを お客様にわかりやすく理解してもらう努力ではないでしょうか。

販売の数字だけを追い求め 日常の使い方や 簡単なお手入れの仕方をしっかりと伝えてこなかったことは 反省すべきでしょう。

毎日 漆器を使ってると 漆の魅力に惹かれてしまうことは 確かなのですから‥‥

これから 漆器の魅力を楽しんでる塗師屋の女将がよく使う器を 追々 紹介していきたいと思います。  
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by fugeshietsuko | 2010-11-19 20:42 | 輪島塗と塗師屋のこと