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塗師屋の女将えつこ

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カテゴリ:輪島塗と塗師屋のこと( 114 )

Kちゃん 夢を忘れず頑張って!

久しぶりの青空になりました。朝晩は ぐっと 冷え込みます。まだ 早いかな?って思いましたが やせ我慢せず 炬燵を出したり、こんな快晴は これからなかなか出会えないと思い 久しぶりに 布団を干したり シーツや布団カバーを洗ったりして朝から バタバタしました。
近くの小学校のグランドでは 社会体育競技会が行われ マイクの声が響いています。

今春 漆芸研修所を卒業して 自力で蒔絵の道を目指し、悪戦苦闘してたKちゃんが お別れにきました。京都で茶道具関係の修理の仕事をすることにしたとか。 輪島では弟子を受け入れて育てる補助金制度が加飾関係にはなく 今だに厳しい業界では仕事がうすくて 若い人を なかなか育てられません。もっと 漆器が動いて 塗師屋が元気良かったら こんなことにはならないのに…。現状維持が勢一杯の輪島には 才能があり やる気満々の若者は大勢いると思いますが、育てていくには状況が厳しく 本当に悲しいことです。
「おばちゃんと話して 元気もらったわ」そう いってもらえたのが せめてもの慰みです。
これからの長い人生で 今は厳しい修行時。どこに住もうと 目的さえ揺るがなかったら いつかは 必ず大輪の花が咲くはず。信じてます。 Kちゃん! 体に気をつけて頑張ってよ。


c0094218_582194.jpg思いがけず 立派なこのみ茸を頂きました。朝市でも なかなか 手に入りません。               しろうさんは大喜び! 自ら台所に立ち お吸物にしたり 鳥すきに入れたりと 昨夜は 夫婦仲良く舌づつみをうちました。昨日は出かけてて帰りが遅くなり 知り合いに声を掛けても皆夕食が終わってました。こんなに沢山 贅沢に食べれたのは 最初で最後なんだろうな?
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by fugeshietsuko | 2006-10-09 14:12 | 輪島塗と塗師屋のこと

輪島塗ってなに?

「輪島塗ってなんですか?」
昨日、来訪された金沢美大の女子学生の方の質問です。
過去に カナダ留学した時 日本を紹介するものの1つに 手作業の漆器に出会ったのがきっかけとか?
彼女の卒業論文は 日本の伝統工芸の中での 輪島塗をテーマにするらしく 過去に作られていた輪島塗の事も 現在かかえている産地の悩みも よく調べられていました。
そして大きな危機感をもっていらっしゃいます。その上で 出てきた質問です。
改めて  質問されると すぐには 答えが出てきません。 
華美な装飾がほどこされた輪島塗のもの、 日常使いのもの、 様々です。
お客様のニーズによって 商品は作られます。 
いろいろと話してくうちに 私自身の中での 輪島塗感が まとまってきました。 
生涯のパートナーとして長く使い続けていける事。
決して でしゃばる事なく 飽きる事なく 使うことで安らぎと喜びが得られ ご飯のように 生活してくうえで必要で  かかすことのできないもの。
だから 丈夫で長く使い続けられる輪島塗が必要なんだと。



柳田の旧家のおばあちゃんが、明治 大正 昭和と 70年間 毎日使い続けた椀
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by fugeshietsuko | 2006-09-15 06:07 | 輪島塗と塗師屋のこと

出荷の前に

冬に ご注文頂いてた商品が 少しずつ 出来上がってきました。
出荷の準備をしなくてはいけません。
毎日、使われるものは 紙袋に入れて納品するのですが 時々しか 
使われないと思うものは布袋に入れます。
右近の木綿布を 商品が入るサイズに裁断して ミシンがけします。
「内職?」 卵を届けてくれた 妙ちゃんに尋ねられました。c0094218_12355474.jpg


ブログを立ち上げたら、日頃、疎遠な姪っ子達とも コミュニケーションがとれ 早速にコメントが飛び込んできます。とても 楽しい…!。
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by fugeshietsuko | 2006-09-13 23:45 | 輪島塗と塗師屋のこと

糊作り ダイエット   

c0094218_17211422.jpg「ぬり(のり)煮てくだー!」職人さんからのリクエスト。さあ、塗師屋のかあちゃんの出番です。輪島の下地塗には 生漆、地の粉、米糊を調合して 塗り重ねていきます。出来合いの糊を買ってくると楽出来るのですが、我が家の工場から引退して久しい下地職の寺西さん(当時は輪島でも指折りの名工の1人)から、「糊は手抜きしたらいかん!丈夫さや、仕上がりに必ず出てくるげぞ」と、口すっぱく教えられてから 大切なこだわりの1つになりました。
9月に入り,大分涼しくなりましたが 真夏日など、ハチマキをして首にタオルをかけ 吹き出る汗を拭いながら 焦げ付かないように 1時間 櫂を動かし続けます。
いつの頃からか 夏の 糊作りは ダイエットと 位置ずけました。
煮上がった 糊は艶々とした出来になりました。 
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by fugeshietsuko | 2006-09-07 17:53 | 輪島塗と塗師屋のこと