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塗師屋の女将えつこ

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震災から1年経ちました

震災から 1年が 過ぎました。 
1年前の今日は 地震で 捻じれ傾いてしまった住まい部分。
仕事場は 土蔵の壁が崩れ落ち 下地場と剥がれて 仕事は出来ない状態。
どこをみても 目を覆いたくなる酷い状態に置かれてしまった我が家。
余震の度に更に酷くなり 茫然自失になってしまった シロウさんと私。
この際 すべて 取り壊して 地震に強く 冬は暖かく 家の中を 走りまわらなくとも 
用事が済ませる 便利な小さい家にしたら どんなに快適に老後を 過ごせることか‥。

しかし 今 この家を壊してしまったら 私達の力では 2度と 同じものは 建てられない!
思い上がりかもしれませんが 大正末期から昭和の輪島の塗師文化が詰まった我が家は 
我が家であって 我が家だけじゃなく 地域のもの。

私達のやるべきことは なんとしても たとえ命に代えてでも 我が家は取り壊さずに 元の姿に戻さなければ!と 思いました。
私の命なんて軽いもの、死に物ぐるいで頑張れば なんとかー。
私達の思いに 高木先生や 萩野さん 水野さん ひろし君をはじめ 大勢の方の励ましや真心に支えられ感謝しながら 修復に向けて 無我夢中で過ごした1年間。
お陰様で住まいの部分は 大工さんの手も離れ 元の姿に戻すことが できました。
補強で 窓を閉じてしまった部屋は うるしギャラリーに 新しく 生まれ変わろうとしています。


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上塗り蔵は 22、23日の2日間で 人見さん 竹本さんを中心にした左官職人の方々 一般のボランティアの方達のお陰で 内面の荒壁付けがすべて終わりました。
夜行バスできてくださったボランティアの方々 まだ夜が明けない内に 関西方面から駆けつけてくださった左官職人の方々 本当に 有難うございました。






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土蔵がどんな構造で作られているのか 記念に 一部分だけ 壁土をつけずに 残しました。









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収納蔵の外壁は 素人軍団のひろし君を中心にした仲間達で 極寒にもめげずに 一生懸命頑張って下さいました。
お陰で こんなに きれいに蘇りました。
ひろし君たちの厚い思いが篭った すばらしい外壁に仕上がってます。
何をやっても 出来ない事がない器用なひろし君には 皆 驚いてます。







修復しなければならない箇所は まだまだ 沢山あります。  
シロウさんと力をあわせて 一歩 一歩 着実に慌てず 頑張って参りたいと思います。
二度と このような大きな地震がこないことを 願いながら‥。
 
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by fugeshietsuko | 2008-03-25 23:19 | 能登半島地震情報
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