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塗師屋の女将えつこ

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古いのに 新しく感じるもの 3

土蔵の整理中にひょっこり顔を出したお椀なのですが‥

こちらって どんな料理が入るお椀なのかしら?
煮物?って感じはするものの??
最近のお椀からは 想像もできないかたちと 模様だわ???

おもいっきりレトロっぽい雰囲気が漂ってて、、、 
でもなんだか凛としてて おしゃれで かわいい、、、
制作されたのは 昭和初期? もっと古くて大正? 明治?


外観はこんな感じで 蒔絵と沈金の模様
紋様化されてるけれど 松と松葉 そして 竹???
松?の部分って 白漆で書かれててその上から沈金が彫られてるんだけれど よ~く見ないとわからないの
金蒔絵と錯覚してしまうわ~
存清→  手法かしら?
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 平らな蓋を空けると
蓋の内に書かれてる梅の蒔絵が ひようきんでかわいくて 愛嬌たっぷり
梅の木が飛び出して 今にも歩き出して お散歩しそうな~~~
あらっ!竹も描かれてるのね!!!   ってことは??? 
なぁ~るほど 松竹梅模様ってことなのね
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お正月 どんな料理を入れたものかしら???
想像がふくらむわ!!!!!


今月発売された芸術新潮9月号190ページに輪島塗の特別レポート
『工芸はどこに向かうのか』産業としての工芸で 料亭文化が栄えたころの我が家の見本椀が 載ってます
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by fugeshietsuko | 2012-09-08 05:22 | 輪島塗と塗師屋のこと
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