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塗師屋の女将えつこ

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我が家の家宝

輪島市民文化祭 『あいの風』 の行事は 文化会館や漆芸美術館に加え いろは蔵では『上町の展覧会』をしてます。

いろは蔵で毎年ある『上町の展覧会』 
今年の私共の出品は 故竹園自耕さんの「龍田川」蒔絵丸大盆と
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初代庄右ェ門さんの作品 薄挽きで松の木目を生かした絵変りの墨絵銘々皿10枚を展示しました。

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家の道具蔵には春慶塗のように木目を生かした初代様の手の跡が少し残ってます。
輪島塗が本業なのに‥ 
どうして? 
不思議だなぁー?と思ってたのですが 初夏に土蔵を整理した時に見つけた一冊の本で謎が解けました。

その本が コレ↓
大正12年に発行された 加賀 能登 故工藝作家名鑑ですc0094218_20222878.jpg
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この中に 初代庄右ェ門さんが載ってました
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この本から推測すると 初代様は轆轤木地師だったんですねー

初代様が挽いた作品で 喰籠のような形の蓋ものが 20年前に東京から里帰りしました。

それは日にかざすと光を通す位 薄く挽かれてるのにもかかわらず 今だに狂いがないのです。

回転轆轤が無かった時代に作られた挽きもの、
しかも 20年位前までは乾燥の激しい関東に住んでた孫様の手元にあったというのに‥
100年経っても狂ってないってすごすぎます!!


どうして?

木地の乾燥が昔は充分過ぎるほど 充分だったからかしら??

わからな~い!



初代様の残された手の跡は 我が家の大切な家宝です。

       
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by fugeshietsuko | 2011-11-03 20:11 | 輪島塗と塗師屋のこと
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