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塗師屋の女将えつこ

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今回のやきものワールドで感じたこと

焼物ワールドで 私どものブースを訪ねて下さったお客様方との会話から 漆器は持っていらっしゃるのに しまい込んだまま 使われてないことを ヒシヒシと感じました。

赤木明人さんは 輪島塗を ぬりもの(日常に使う輪島塗)と 漆器(晴れの日に使う加飾付きのお椀やお盆などのテーブルウェアー 豪華な加飾が施してあるテーブル 棚などの家具類の輪島塗)に区別してらっしゃいます。

私も その通りだと思います。

加飾を施してあるものは 日常は 心理的に使いづらいと思いますが 塗りっぱなしのものは毎日の食卓で 食事のパートナーとして 使って欲しいのです。 

日々の食卓に 漆の器が加わると 食卓が華やかになり 同じ食材でも 美味しくご馳走に見えるのは漆器のマジック。

輪島塗は すべてが人の手から長い時間をかけて生み出された器。

最初に 求める時は 高価でなかなか手が出ないことも事実だし 高価だから 仕舞いこんで使わないこともわかります。

でも 輪島塗は使わないのが一番もったいな~い!

酷使しても耐えられるように作られた器が 輪島塗なのですから。
たとえ粗相をして割れても破片を取っておくと 修理して元のきれいな姿に戻せる器なのですから。
長~い歳月で見ると こんなに安価でエコな器はないと思うのですが‥


このままでは 日本の国から 漆器が消えていきそうな不安を感じました。
japan(うるし)と呼ばれる言葉が 何十年か先には 無くなってしまいそうな気さえします。

今なら まだ ぎりぎり  間に合うと思います。
私達 塗師屋がすべきことは 販売も大切ですが 買って頂いたものを 日常 気楽に使って頂くことを お客様にわかりやすく理解してもらう努力ではないでしょうか。

販売の数字だけを追い求め 日常の使い方や 簡単なお手入れの仕方をしっかりと伝えてこなかったことは 反省すべきでしょう。

毎日 漆器を使ってると 漆の魅力に惹かれてしまうことは 確かなのですから‥‥

これから 漆器の魅力を楽しんでる塗師屋の女将がよく使う器を 追々 紹介していきたいと思います。  
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by fugeshietsuko | 2010-11-19 20:42 | 輪島塗と塗師屋のこと
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